自宅にWi-Fi環境を整備するには、ルーターと呼ばれる装置を用いる必要があります。接続自体は特に難しいものではありませんので、慣れた人なら簡単にインターネットができるよう設定を行えるでしょう。しかし、不慣れなシニアの場合は、そうもいかないことがあります。そこで、シニア向けに困ったときのアドバイスをここに紹介します。基本の対処法を押さえて、無事に通信環境を整えましょう。
まず大切なのが、説明書通りに装置の接続を行うことです。プロバイダから提供されるモデムやルーター、アダプターなどを接続していくのが基本の作業となるのですが、この段階で接続ミスをすると、根本的な原因でインターネットを行うことはできません。差し込む場所は合っているのか、正しい配線ケーブルを用いているのかなど、いちから順番に確認を行うようにしましょう。意外と基本の部分が誤っていることもあるため、説明書を確認しつつ、ひとつひとつの作業を確実にこなしていくことが大事です。
なお、通信をするにはプロバイダとの契約が必須となります。契約によってIPアドレスの振り分けが行われ、インターネットができるようになるのですが、この契約がされていない状況で躓いてしまっていることもあります。装置を用意しただけでは通信を行うことはできませんので、契約がされているかどうかも併せてチェックしましょう。
続いて、基本の準備ができた後の流れですが、今度はスマホやパソコンなどのデバイスとの接続作業を行うことになります。ルーターといった装置を繋げても、勝手にスマホなどでインターネットができるようになるわけではありません。ここでも設定が必要となるため、確実に作業を進めていくようにしましょう。
具体的な接続作業に関しては、使用しているデバイスによって詳細が異なりますので、説明書を確認しながら行うことが推奨されます。暗号キーやパスワードなどの入力が求められるために間違いが起こりやすい作業であり、入力情報をよく確認しながら進めていくことが大切です。
入力が適切に完了することで無事にインターネットも使えるようになります。複数台で使用をしたい場合は、端末ごとに接続作業が必要となりますので、各スマホや各パソコンで同様の作業を行うようにしましょう。もし、どうしても接続が上手くいかない場合は、多少の費用は掛かりますがサポート業者に相談をし、基本の設定だけ行ってもらうのもおすすめと言えます。