ブラウザの役割は、インターネットと切っても切り離せないもので、誰もが無意識的に使っていたりします。インターネットを見る為のソフトといえばブラウザで、検索サイトや通販サイト、SNSやブログの閲覧でも使用するものです。その為、ブラウザの開発はセキュリティに比重を置いて行われていますが、それでも使い方によってセキュリティのリスクは上がってしまうものです。より安全にインターネットを楽しみたいなら、セキュリティ設定の見直しがおすすめで、やり方のアドバイスを実践してみるのが良いでしょう。
基本的なやり方としては、ブラウザのメニューから設定を選び、セキュリティ設定の項目を開いてインターネットのプロパティ、セキュリティタブにアクセスします。例えばゾーン設定を変更すると、信頼されていないサイトを開こうとしてもアクセスできなくなります。ローカルイントラネットという項目は、企業向けに用意されているものですから、初心者やシニア向けではないので無視してもOKです。初心者はとりあえず、セキュリティのレベルを現在よりも上げて、安全性の低いプログラムの実行を阻止したり、表示を行わない設定にするのが得策です。セキュリティのレベルを高く設定すると正常に表示されないサイトが出てくるので、シニア向けには安全なサイトのみ表示されるアドバイスの付け加えをおすすめします。
シニア向けではなく、初心者には難しいセキュリティ設定ですが、個別のブラウザの画面から設定する項目もあります。名称が異なることもありますが、プライバシーの項目のCookie設定において、Cookieの受け入れや保存を許可しない設定がセキュリティ設定において役立ちます。更に、インターネットのアクセスを追跡するトラッキングを防いだり、暗号通貨マイニングを阻止する設定も有効にしておきたいところです。ブラウザの初心者には、セキュリティ設定といっても分かりにくいので、よくアクセスするサイトのみ表示できるようにするのもありです。
しかし、このような設定は高度で到底シニア向けではないので、なかなか難しい部分でもあります。一般的には、セキュリティに強い特定のブラウザを規定に設定して、常に最新状態に更新して使用するのが基本となります。大抵の現代的なブラウザには、サイト単位での設定機能が備わっており、セキュリティに関わる機能を動作前に許可するか表示します。カメラやマイクの使用など、プライバシーに関わる項目は標準で確認する設定になっていますが、念の為目を通してチェックしておくと安心です。後は初心者向けのセキュリティ対策ソフトなどを導入して、安全性の向上を図るのが現実的です。